京都で香木の香りと出逢う
今日はいつもとちょっと違うお話。
京都にある、香木・お線香のお店、「山田松香木店」さんに行ってきました。
山田松香木店京都本店 |
品揃えの良さと趣のある雰囲気は、京都本店ならではで、
毎回京都に行くと気になって足を運びます。
お店の方もとっても親切で話かけてくれます。
通りを歩いていると、ほんわかお香の香りが漂っています。
今回も、何か授業で題材にできそうな香りのお話しを探そう~という目的で
店内に入ると、
アジアからの外国人の方がたくさんいて、驚きました。
日本のお香に使われる香りは、主にアジア各地から輸入されています。
日本原産はほとんどありませんが、
平安時代に確立された日本独特の香りの文化(香りの楽しみ方)が受け継がれ、
今の「香道」という伝統になっています。
他のお客さまを横目に、展示されている香木を眺めたり、
お線香のサンプルを試したりして、
今回はついに買いました!
『香りの元セット 香り工房』
香りの元セット |
欲しいな~と思いつつ、留まっていましたが、
授業でアロマセラピーで使われる精油のお話しをしていると、
お香の原料としても使われている植物があり、
口頭で伝えていても、
やはり実物が欲しい!と思っていました。
同じ芳香植物でも お香で使われるものと、精油とでは
抽出部位が異なるものもあり、
趣きが全く異なる違いを伝えたいなーと
思っていました。
香りは言葉で表現するのがとても難しいので、
紹介したい香りがあれば、実物を味わって頂くことに勝ることはありません。
18種類の芳香植物 |
アロマセラピーで使われている精油と重なるものは、
白檀 (びゃくだん→サンダルウッド)
桂皮 (けいひ→シナモン)
大茴香 (だいういきょう→スターアニス)
丁字 (ちょうじ→クローブ)
樟脳 (しょうのう→カンファ―)
甘松 (かんしょう→スパイクナード)
藿香 (かっこう→パチュリ)
安息香(あんそくこう→ベンゾインアブソリュート)
乳香 (にゅうこう→フランキンセンス)
という感じです。
精油を初めて嗅いだと思っていても、どこか懐かしい香り!と思ったら、
小さい頃からお線香やお寺で
自然と香りを体験している植物もありますね!
大学時代、香道を学びました。
香道の世界と、現在私のライフワークで伝えているアロマセラピーは
全く異なる文化とは思っていません。
日本の香りと精油、違いを楽しむのも面白いです♪ |
ヨーロッパで発展した香りの文化と、
アジアで発展した香りの文化。
芳香植物の歴史的背景を見れば、
シルクロードを通って盛んに西洋に運ばれた香りも、
海を渡って仏教と共にやってきた日本の香りも、
ブレンド(調合)を楽しみ、
衣服にまとい、
宗教的な意味を持ち、
文明の発展とともに歩んでいる共通点があって面白いです。
香りの歴史を紐解くと、人間の豊かな心を育んできたんだな~と
しみじみ感じます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
お香セットはスクールで保管しています(^^)
授業でお会いした方にはご紹介していますので
お声がけください♪
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IMSI担当授業のお知らせ
☆「大切な人のために学ぶアロマセラピー3Dayコース」
2月25日(土)に2日目を開講します。2日目からのご受講も可能です。
http://www.imsi.co.jp/course/aroma/kiso.html
☆「国際プロフェッショナルアロマセラピーディプロマコース」
4月 土曜コース77期、
7月 火曜コース78期、
10月 日曜コース79期、
募集しています!詳しくはオープンキャンパスへお越しください!
http://www.imsi.co.jp/course/aroma/diploma.html
☆アロマセラピーオープンキャンパス
http://www.imsi.co.jp/session/
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