アロマセラピーと東洋医学 ガブリエル・モージェイ来日セミナー②
人の体調を観察していく時に、
東洋医学の考え方で体質や生活習慣、心身の不調を見ていきますが、
さらにそこに、精油に対しても、東洋医学の考え方を当てはめていきます。
日本で手に入る精油は、多くて110種類~120種類くらいですが、
50~70種類くらいを学んでおくと、セラピストとして理想的だと思います。
その種類の精油がどのような特徴があり、どのようにブレンドしていくかは、
化学成分や、伝統的な使い方、もちろんセラピストの考えや、
クライアントの好みも合わせて精油を決めていきます。
そこに、陰と陽、五行説である木火土金水で分類された精油の考えも利用していくと
東洋医学の考えでの体質に合わせた精油を選ぶことができます。
それぞれの精油には特徴があり、その特徴が陰なのか陽なのか、「水」なのか「木」なのか、、、
はっきりと区別できることもあれば、様々なエレメントに当てはめることもあります。
精油の特徴は、陰陽五行説につながることに気づくと、ブレンドがとても楽しくなります。
陽の始まりである「木」。
季節でいうと春ですね。 植物は、種から芽を出し、ぐんぐん成長していきます。
人間に当てはめると、意欲を持ち、成長していく過程といえます。
気血がのびやかで調和があり活動的に流れていきます。
そんな気持ちの良い「木」ですが、
気血の流れが悪くなると、滞っていきます。
気血の滞りは、体調にも表れますが、精神的な面にも表れていきます。
目的意識が持てず、前に進むことが億劫になるので、決断力や勇気が持てなくなります。
希望を持って前進することができなくなります。
そんな心身の変化には、柑橘系の香りです。
シトラスの爽やかな香りは、気の流れを動かし、心身も物事も動かして行こうという
エネルギーを与えてくれます。
オレンジやベルガモット、グレープフルーツの香りは、日本人が大好きな香りです。
真面目で、几帳面で、みんなで一緒に行動することに安心感を持つ傾向のある日本人は、
勇気を持って、一人の個として行動することが苦手で、決断力に乏しい面があり、
そんな傾向が、柑橘類を好む理由かもしれません。
日本の気質にはとても必要なエレメントですね!!
コメント
コメントを投稿