ディエンチャン アドバンスコース 


ベトナム医道ディエンチャン。

この名前を初めて聞いたのは、私が講師をしているIMSIに通うようになってからでした。


国が違えば自然療法の形は変わっていきます。でもどの国にも必ず独自の療法が存在し、

現代医療が発展する以前の、何千年という人々の知恵が凝縮した療法は、現代に生きる私たちが

その存在を想像することもできなくなってしまったほど、片隅に追いやられてしまいました。


人を観察し、想像し、経験を活かし、知恵を出し合い、長い時を重ねて培ってきた療法は、

なぜこのたった100年200年の間に、存在意義を否定されてしまったのでしょう。

私たちの社会は、遥か遠い昔から懸命に生きてきた人間の知恵のおかげで成り立っていることを

尊重し、もっとその存在を理解し認めることにもう一度向き合ってほしいと願います。


東洋医学的考えに基づいたアロマセラピー理論をイギリスで学んできましたが、

ディエンチャンを学び始めて、

驚くほど、日本はベトナムや中国、他のアジア諸国と考え方や文化的な観点が似ていることに、

驚き、嬉しくなりました。

日本は島国で、独自に発展してきたと思ったことも多かったけれど、

現代医学が発展する前の日本の医学は、他のアジア諸国と共通の考え方を持っています。


季節の捉え方、月日の過ごし方、時間と干支の関係、陰陽五行、気功、経絡と経脈などなど。。


ディエンチャンを学び、中国医学や東洋医学の考えがどれだけ様々な国に影響を与え実践されて来たのかを

深く感じることができました。



今回は、ベトナムからディエンチャンを作り出されたチヤウ先生が来日され、


6日間とても深く東洋医学とディエンチャン、人間の存在意義論まで、独自の想像力と視点を


働かせて、楽しくも真剣に私たちを教え導いてくださいました。


気を強く持つのではなく、気を柔らかく持って、想像力を働かせて、そして集中する。。



ディエンチャンは、修行はいらない、実践するのみ。

たくさんのことを心が学びました。

心からの学びは、いつも素晴らしい自信とパワーを与えてくれますね。







コメント

人気の投稿

キース・ハント氏、来日ワークショップ準備

2018年、和の香りから始めてみました♪

ノンバーバルなコミュニケーション

梅雨の時期にはこんなアロマを♪

病院で行われる補完療法~英国と日本~④