CuoreBotanicaの1日~ロッキング~
昨日、横浜の天王町ルネサンスで開催されましたロッキング練習会に参加して参りました。
主催は、IMSI講師の桑田先生です。
ロッキングとは、英語でrocking、「rock:(赤ん坊・揺りかごなど)を揺り動かす」
という意味。
緊張やストレスから強張ってブロックされてしまった体を優しく揺り動かしてあげることで、
緊張を解き、緩めてあげる、というものです。
心と体は繋がっているので、
体が緩むと呼吸が深く楽になって、心も解放されていきます。
なかなか自分で自分の心と体を緩めてあげるというのは難しいですが、
セラピストが、rockingしてあげることで、体が本来あるべき位置に戻りながら無理な力を
取り除いていくことができます。
セラピスト側も体に力を入れてしまうと、その力が伝わってしまうので、いかに力まずに行うか
がポイントでした。
毎月お世話になっている気功指圧の先生に、
そのロッキングについてお話をして、先生ならどのような気持ちや考えで行うかなど、
お伺いしてみました。
印象に残ったことは、手根と指先との密着のバランスが大事だが、力を入れようとせず、
ただ意識するだけでよいこと=吸い付く感覚
揺らしながら握る手は、ピッチャーがボールを投げる時を例えに出され、
投手がボールを投げる時、力んで、力を込めてボールを握っていてはボールは投げられない、
いかに力を抜くかがポイントであり、
ボールを握る力は「ボールが落ちない程度」。
その程度で、クライアントの腕や足を受け止めてあげるイメージ
とのことでした。
「ボールが落ちない程度」
この言葉に納得しました。
私たちが、物を掴む時、どれだけの力を入れればいいのか、それは誰が教えてくれたわけでもなく、自分の今までの経験と感覚で、握っています。
握る感覚に限らず、例えばPCに向かいタイピングをしている時の打つ感覚や
料理をしている時の包丁で物を切る時の感覚など、
日常生活で体に込める力は、人それぞれ。
日頃から力み過ぎている人は、必要以上の力を込めているのかもしれません。
私も、そういえば覚えていることがあります。
5歳からピアノを習っていましたが、鍵盤を叩く時の強弱は、決して肩の力、腕の力を入れてコントロールするものではありません。体の根幹の力が必要になります。
気持ちを込めようとすると、ついつい体に力が入り、先生からよく力を抜きなさいと言われました。
ここでも、心と体は繋がります。
何事にも丁寧に気持ちを込める人は、そこに緊張やストレスが加わると
どうしても体に力を入れ過ぎるかもしれません。
セラピストも同じこと。
クライアントさんを緩ませてあげるためには、自分が緩んでいること。
「ボールが落ちない程度の力」
この感覚は心地よさを感じるものだと思います。
アロマセラピートリートメントの中で、ロッキングを取り入れていきたいですが、
ロッキング自体、とても奥が深いです。
まだまだ修行の身です。
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