アロマセラピーと東洋医学 ガブリエル・モージェイ来日セミナー④


五行説の中の「土」。

関連する臓腑は「脾」と「胃」です。

脾と胃の主な機能は、
エネルギー源である食べ物の消化と栄養分を心身に巡らせるていくことにあります。



ここで気と陽が不足すると、消化不良を起こしたり、食欲不振や腹部膨満など、
主に胃の働きに影響が出てきます。

食べ過ぎも、胃に負担がかかり、気血が滞り、身体がだるくなったりします。



「土」は心身に滋養を与えるので、

メンタルでは、精神面をサポートするように、

世話をやいたり、援助をしたり、

思いやりを持って行動する気持ちとつながっていくとガブリエル先生は説明します。

「土」の気血が十分でないと、どうなるでしょうか。

過保護になり過ぎたり、逆に思いやりや守られたいと強く要求したり、

相手を保護する気持ちが裏目に出ていきます。


この「土」のパワーを補う精油は、

料理でも、消化を助けてくれるスパイスの精油です。

カルダモンやフェンネル、タイム、そしてレモン。

消化を助けてくれるのと同時に、精神的に混乱した気持ちのバランスをはかってくれます。


ついつい心配のあまり、過剰に相手に優しくしたり、見返りを強く求めるのは、

陽の気である「火」からのエネルギーをうまく消化できていないこともあります。

食事は腹8分目といいますが、

感情も8分目。 


満たされない想いを100%相手に要求してしまうのは、

人間関係においても、上手くいかないものですよね。


私も、ついつい期待しすぎて、辛くなる時があります。
そんなとき、カルダモンとレモンのブレンドオイルを、

お腹に、ゆっくり深呼吸しながら、セルフトリートメントします。

感情の鬱滞は、お腹の硬さや消化機能の低下につながっていることを

触りながら実感します。

仰向けになって、寝る前にほんの少し、お腹に手を当てて、

今日1日の感情を思い返しながら、お腹を緩ませてあげるのもいいです。

いろんな感情が溜まっていることに気づいたら、
ゆっくり深呼吸してください。

子供が理由もなくお腹が痛いと訴えたら、
そんな感情の鬱滞が原因かもしれません。


「土」のエレメントを学びながら、
お腹で受け止める感情について、考えました。

助けてくれる精油があるって、とってもありがたいですよ~!






セミナー主催:表参道にある自然療法の国際総合学院IMSI
http://www.imsi.co.jp/course/aroma/dynamic.html






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